AniPAFE2023 結果発表生放送、見所解説

というわけで、国内最大級のMADの祭典、AniPAFEも11/4、11/5に土日にかけて結果発表のタイミングとなりました

この記事は、今年初めてAniPAFEの生放送を見る様な人達に、毎年恒例AniPAFEの「見どころ」を解説するための記事です

まー、書いてることは実は去年と大体同じなのですが、初めての人に向けて書くものなのでいいのだ。

まずは、URLを張らせていただきましょう。

1日目 19:50~
2日目 19:50~

所感

2011年から総計12回目、先代のいはさんから運営が引き継がれてからも2回目の開催となる、歴史あるイベントですが、今年は142作品と、昨年の134作品をさらに越えた作品が集まりました。

今年のルールは去年とほぼ変わらずですが、ニコニコがYouTubeに押されて衰退気味のなので、その分、投稿数は少し減るくらいで予想していたのですが超えましたね。これだけで既に成功と言えるイベントになったと思います。

あとは今年は投稿の傾向として、諧謔賞一本釣りの、ネタMADが寂しかったかなという印象で、逆に静止画に関しては初投稿からレベルの高い人がたくさん参加されていたなと思います。

まぁ、「僕が馬鹿だったのさ」などは、結局、過去の上位を含む多くの人が参加する偽名参加でしたが、佐天さんなどはAE初作品でこの表現力かと唸らされました。もしかしたら静止画は全て総合賞の放送枠に入るかもしれません。この辺りは、2作出している方の票割れなど色々考えると当落選上ギリギリっぽい人もいるかなと見えているので分かりませんけどね。

「僕が馬鹿だったのさ」 シャドーハウス「撥条少女時計」静止画MAD

あと、生放送で作品を振り返ったり、全作品レビュー、これまでも参加者の一人二人はやっていましたが、今年は多かったですね。

全レビューだと、CANOさん、真理さん、ブラマンさん、ヤンヤンつけボー食べやんだ さん等。 生放送だとしもつき組、津名さんあたりでしょうか

やっぱり、こういうのがあると、投票までに作品を見終わる機会を増やしたり、イベント全体のモチベや空気感も上がるので、来年もまた気が向いた方は気軽にどんどんやって頂きたいです。

生放送、今年も呼ばれましたが、順位を知っているのは現在主催のみで、生放送で何かしゃべる面々も結果を何も知らない状態ですので話しつつ結果を普通に楽しみに見て行ければと思います。

1日目の見所解説

1日目は選曲賞、構成賞、演出賞、諧謔賞、テーマ賞の各部門賞の発表と総合賞の51位以下の発表ですか。

今年は、総合賞の一部が、2日目の放送に移動をさせる修正がかかりましたね。昨年の放送では、2日目に総合賞を押し込んだ分、時間の都合でフル尺で流せない作品が結構あった事に色々と意見があったためのフィードバックだと思われます。

1日目は、部門賞が本番なのでテーマ章から選曲賞まで各部門にまたがって話をしても良いのですが、おそらくはテーマ賞、諧謔賞、その他3部門に分けて話をするのが良いと思います。

まずは各部門の中でも、一番尖った結果が出るのがテーマ章。選考基準が「テーマ自体が良い物であったか」「そのテーマが良く表現されていたか」で評価をされるので、他の部門とは全く違う評価をされます。2019年から始まって、今年で根付いたと言えるこの部門ですが、2020年に東京オリンピックに合わせて出された「Olympia2020」がこの賞を代表する作品として未だ超えるものの無い金字塔と言えるでしょう。

【MAD】Olympia2020 (TECHNOPOLIS)

今年も、同じ作者、近い作風で美術をテーマで投稿されていますが、おそらくはこちらもある程度の順位が付くのは間違いないと思われます

【MAD】アーニャの奇妙な展覧会

他は、言及するの悩みましたが、今年の注目作の一つ、昨年総合優勝のALINCOさんですね。 「過去の選択を悔やむ事なかれ」のテーマで投稿されていますが、テーマ章での入賞を狙ったと公言されています。 かなりの票が技術賞などに流れているのを考慮すると当落線上ギリギリにあるのかなというのが自分の見立てですが、乗るかどうか注目しています。

【静止画MAD】false color【ルックバック】

次が諧謔賞。こちらは楽しい選曲、楽しい演出、ユーモアを感じた作品という括りになっていますが、実質ネタMADが圧倒的に強い部門になっています。 例年の傾向で、昭和の世代の香りがするおっさんホイホイなネタMADが良く入るのですが、 今年は諧謔賞一本釣りの作品が少ない印象でしたね。諧謔賞特化で狙って作ったものはほぼすべて入りそうに見えているので、その中で1位はどれかを予想しながら見ていきたいと思っています。

あとは、選曲賞、構成賞、演出賞ですが、特に映像編集技術の高さが、総合賞の結果に関わりがちになるこのイベントでは、特に演出賞を中心に、総合賞と近い結果になりがちです。 そのため、例年総合賞の前哨戦的な立ち位置で、次の日の結果との違いを予想したりするのが2日目の楽しみでもあったりします。

まぁ、演出1位、2位は、なんとなく予想は出来ているのですが、そのうち技術賞で勝つのはどちらかが一番気になっています。

2日目見所解説

その1、主催ゆきのふ氏の順位

ゆきのふさん。昨年主催を引き継ぐまでは常連投稿者でしたが、今年は参戦されています。

昨年は、主催を引き継いだという事で投稿を控えていましたが、ついに今年で10回目の参加です。 常連の中でも総合賞に名を連ねる事も多数で、原作の良さを引き出す事に長けている作家さんですが、 曲とテーマが重なったときには評価が大きく上がって、過去には最高順位で総合5位まで出しているので今回は何処に入るか注目です。

個人的には、主催だからと言ってそんな後ろに行かないで、今後も出せるなら出してしまえ、むしろ総合上位入賞狙っても全然オーケー、MADで狂った事しなくて何がMADだと思っていますので、こういう行儀の悪いことはどんどんやっていただきたいです。正直、他の方も、出来るなら出して欲しいと思っている方が多数派なのではないでしょうか?

その2、静止画 vs 動画

そして最後は動画勢の結果。これは例年の傾向なのですが、技術加点部分が年々レベルが上がっている分、技術を投入しやすい静止画MADが上位のほとんどを占める傾向があり、動画勢の1位は、2017年のMilliaN氏以降、長らく出てきていません。

今年も静止画で上位を狙えそうな強い作品が複数出ています。が、動画に関しても候補となる作品が出ています。その中で順位がどうなっていくか、票割れなども含めると色々と予想外が出てくるかなと思われます

とはいえ、なんとなく今年のTOP3は、アレかアレかアレかなという「見当」は着いているのですがね。その中で1位がどれになるかですね。

さて、毎年「この作品がこの順位なのはおかしい」、と荒れる順位発表ですが。 今年は誰の作品がどの順位になるのでしょうか?

実力ある作品がきちんと上に出る総合賞ですが、流れや運も含めて予想外があるのがAniPAFEの伝統です。 今年の1位はどの作品になるのか。楽しみに発表を待ちましょう。

投稿者 baban 2023/10/31 at 12:11

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