Web2.0時代のブラウザ:Flockは何故coolか

というわけで前回までと間が空きましたが、なんか気が向いたので書き書き。

と、その前に前回と最初のエントリをリンクしておきましょうか

多分、前回までの話は

メタデータとリッチなインターフェースを組み合わせると、便利なサービスがたくさん出来るよ!

という話をしたんだと思いますが、今回はちょっとおまけ的な話になります


Flockが出たとき、そのとき出た台詞ですが

頭のいい人教えてください。

全部Firefoxのエクステンションでできそうな

ものばかりなんですけど。

実際、この非難は正しいものです。

FlockはFirefoxを支えているテクノロジーと同じモノで出来ているのですから、この非難は当然です


でもね、これはMozilla系列のテクノロジーが、時代の先を素晴らしく読んで、非常に先を行っていたことを示すだけで、Flockのアイデアを否定するモノではないんですよね


XULでインターフェースを記述し、それを拡張という形で埋め込むことで、好きな機能をブラウザに追加できる

現在の所、主要なブラウザではMozilla系列のブラウザだけが持っている特権です

そして、その強みはユーザー側でプログラムを柔軟に変化させられる、具体的に言い換えるならブラウザを好きなWebサービスに合わせてカスタマイズ出来るということです

ここで、以前紹介した

「ウェブ2.0[次世代ウェブ]は、次から次へと流れてくるイベントや人、つながりの総体だ」と指摘する。より良いブラウザーというのは、この新しいユーザー環境を理解したものになるだろう。

ええ、これまでのブラウザはWebから遠かったです。サーバーから送られてくるモノをレンダリングして表示するだけの「流れ」の無いものでした

しかし、Web2.0時代のブラウザはそれを変えるべきなのです、AjaxでHTMLを動的に変更させるように、自分に併せて、Webサービスと連動しながら、そのインターフェースをゆっくりと化かさなければなりません

しかもブラウザはWebページと違って、ネットを巡回している間、ずっとつき合ってあげる事になるアプリケーションです。

おそらくほとんどの人が、最も使っている時間の長いソフトウェアと言えるでしょう


もしこれが、サービスに合わせて最適な機能が立ち上がる様になれば…、ユーザー体験は新しい時代に入るはずです

というわけで、正直こういう事に気づく人達って言うのは…すごいな。とか思わされたりします

投稿者 baban 2006/06/30 at 23:31

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