始まりは一体いつなのか?†
風刺画や替え歌等の類は歴史的に世界中の広い地域でどの時代でも何らかの形で有ったようです。
音や映像が記録出来るようになった直後からパロディ、コラージュムービーの作成はされていたようです。
国内においては、鉄腕アトムの制作の人がにフィルムを切り貼り編集してまったく新しい話をつくっていたという逸話もあるようです。
とりあえず、MADムービーの前身として1978年のマッドテープ(音声MAD)が始まりというのが説として有力です。(当時すでに映像作品もあったという話(詳細不明)もありますが)
しかしながら編集できる環境はもっと昔から有るため、今後新しい発見がされる可能性は高いでしょう。
アメリカ発のAMVについては近年まで日本と交流が無いですが、1982年に出現しているようです。(こちらも今後新しい発見がされる可能性は高いでしょう。)
※まだまだ足りない部分が多数有りますので、執筆をお願いします。
1870年代†
1877年†
- 1877-12-24 Thomas Alva Edison蓄音機「フォノグラフ(Phonograph)」を特許申請
- 制作は同年7月ごろから
筒にスズ箔を巻き付けて記録する方式
1880年代†
1889年†
- 1889-??-?? Kodakの創始者George Eastmanの開発したFilmとThomas Alva Edisonの発明した撮影機によって映画の技術が確立。
1895年†
- 1895-12-28 パリのグラン・カフェ地下で初めて「映画」を上映した
- 上映したのはフランスの写真材料商リュミエール兄弟。
エジソンの発明したキネトスコープに改良を加えた物を使用した。
1900年代†
1906年†
- 1906-04-16 世界初のアニメーション映画「Humorous Phases on Funny Faces」(和名:愉快な百面相)公開
- アメリカのJ・スチュワート・ブラックトンが製作
1910年代†
1917年†
- 1917-01-?? 日本初のアニメ「芋川椋三玄関番の巻」
- 作者は下川凹天(しもかわ へこてん・おうてん)
1920年代†
1927年†
- 1927-09-07 アメリカのフィロ・ファーンズワース、「image dissector」による世界初の電子映像撮影成功。
1929年†
- 1929-??-?? イギリスのBBCがTV実験放送開始。
- 本放送は1936年
1930年代†
1932年†
- 1932-??-?? 家庭用として米国Kodak社が16mm Filmを二分割して8mm幅で使う方式(W 8)を発表。
1936年†
- 1936-11-?? イギリスの「BBC」世界初のTV放送開始
- 放送規格は走査線40本で14枚/秒
1939年†
- 1939-??-?? 最初のSF大会「Nycon I」がニューヨーク市でに開かれた
- 地方のSFファンクラブによって組織されたものであったらしい。
1940年代†
1945年†
- 1945-??-?? (米)RCA 3色式カラーテレビ発表
1950年代†
1950年†
- 1950-??-?? Sony 日本初の磁気録音用テープ"Soni-TapeKA" シリーズ発売。
1953年†
- 1953-春-?? 米RCA社、通常の白黒放送と両立性のあるカラー方式(Compatible RCA方式と言う)を開発。
- 後のNTSC方式の基礎となる。
- 1953-02-01 NHKが日本で初のテレビジョン本放送を東京で開始。
- 契約者数866名、放送時間は夕方から4時間という短時間。
- 1953-08-28 日本初の民間放送によるテレビジョン本放送を日本テレビ(NTV)が開始
- 同時に映像が反転するという日本で初めての放送事故が発生した。~
1954年†
- 1954-??-?? 国産の8ミリ撮影機、第一号機が登場。
1956年†
- 1956-09-?? IBMがはじめてハードディスクを発売
- 直径24インチのディスクを50枚使い、その容量は5MB
- 1956-??-?? 米AMPEX社が世界初のモノクロVTRとして2インチVTR機「Quadruplex VR-1000」を発表
- 2インチのオープンリールテープによるもの。
ヘッドが4つ有るので「4ヘッドVTR」とも言われる。
「1インチVTR」が普及する1980年頃まで使わることになった息の長い規格である。
1957年†
- 1957-??-?? NHKとNTVカラーTV放送の実験開始
- 1957-??-?? ビクター、ステレオテープ発売
- オープンリール?
- 1957-11-?? 米RCA社、米AMPEX社の2インチの白黒VTRを独自に改造した、世界初の実用化2インチカラーVTRを開発
- ほぼ同時に米NBCに於いての運用を開始する。
1958年†
- 1958-??-?? ステレオLPレコード発売開始
1960年代†
LPレコードが本格的に普及する。
1960年†
- 1960-??-?? カラー本放送一部番組で開始
1962年†
- 1962-??-?? 日本初のSF大会「MEG-CON」が開催
- 東京の目黒で行われた。
- 1962-??-?? 蘭フィリップスによる音楽用テープ、レコーダの発売開始。
- いわゆる「カセットテープ」の名で現在も使われている。
1963年†
- 1963-01-01 世界初の毎週放送のテレビアニメ「鉄腕アトム 」放送開始
- 1963-07-?? オープンリールビデオレコーダー 「PV-100型」 発売
- トランジスタと1.5ヘッド方式を採用し、大幅な小型化を実現した業務用ビデオテープレコーダー。テープ幅は2インチ。重さ約60kg
お値段248万円でサイズは茶箪笥ぐらい。
放送局向けであったが、航空機にも積まれた。
1964年†
- 1964-??-?? 米AMPEX社、2インチVTRのハイバンド記録方式の「VR-2000」発売
- 高画質化を果たした
- 1964-??-?? SONY 初の家庭向けCV-2000形式ビデオデッキを発売
- オープンリール1/2インチテープを用いて白黒映像を記録出来た。
専用テープ「V30E」で記録できた時間は20分。
価格は19万8.000円で発売。当時、放送局用の物が2.000万円、業務用が250万円という価格から比べればかなりの値下げだったと思われるが、高い事に変わりない。
※捕捉:当時の大卒平均初任給は21190円
- 1964-??-?? 国産2インチVTRビデオテープが富士フイルムから発売開始
- 当時の金額で1時間用で1本約10万円。
それまでの米3M社製(Scotchブランド)が1本100万円だったのでかなりのコストダウンを果たした。
しかしながら高い事に変わりなく放送番組の保存には繋がらず次世代規格が普及するまでは再利用が一般的。
1965年†
この年に松下電器、芝電気、ビクターがそれぞれ独自のオープンリールビデオデッキを発売した。~
いずれも20万円前後と前年発売のCV-2000形式と値段は同じで高価だった。
- 1965-??-?? 8ミリの新方式として、米国Kodak社から「Super 8」が、富士から「Single 8」が発表・発売。
- 1965-??-?? 松下電器 オープンリール型白黒ビデオデッキ「NV-1010」発売
- 1965-??-?? 芝電気(現:日立電子)オープンリール型白黒ビデオデッキ「SV-700」発売
- 1965-??-?? 日本ビクター、オープンリール型白黒ビデオデッキ「KV-800」発売
1967年†
- 1967-??-?? SONY カセットテープレコーダー「TP-1004」発売
- 世界初のポータブル・ステレオカセットテープレコーダー。
セパレート型ステレオスピーカーおよびマイク2本付属。
発売時の価格は29500円
- 1967-11-?? 第1回草月実験映画祭において、山田学と月尾嘉男によるコンピュータ制御のプロッタで描画したアニメ『風雅の技法』を発表。
- 日本初のCGアニメ。
1968年†
- 1968-??-?? 全放送局カラー化達成
1969年†
- 1969-08-?? 日本電子機械工業会(EIAJ)「統一I形VTR」発表
- 独自規格ばかりで不便だとのことで制定される。
オープンリールテープを用いて白黒を録画。
主に学校や官庁関係での導入が多く家庭向けとしては高かった。
テープはひと巻き60分で1万円。
1970年代†
70年代のMAD関連界隈のニュースとしては、
カセットテープ市場が急速に伸びた事でカセットテープデッキが一般家庭に普及したことにより音声MADが全国各地で自然発生しました。
又、家庭向けビデオデッキも複数発売され映像編集の環境は出来ていたといえるでしょう。
ビデオデッキの発売と同時に今で言う「素編」と呼ばれる映像作品は登場していたようです。
当時のアニメ誌に記述が有ったとの事(補足希望)
現在の記録では記録が見つかっていませんが、素編以上の編集がされた映像作品も有ったらしいです。(補足希望)
テープの値段の高さ故作られても上書きして消してしまう例が多かったようです。
同様にテープの値段がネックになりこの時期の作品が領布などをされた可能性は低いと思われます。
当時業務用テープが90分100万円(2インチ)と超高価だったので基本上書きして使用しており、60〜70年代に家庭用で撮られた番組にはもの凄く価値がある場合が有ります。
各社録画テープを探してるのでお持ちの方は連絡して欲しいとのこと。
※放送局での番組の本格的保存は1980年前後以降
1970年†
- 1970-??-?? U-matic VTR用ビデオカセットデッキを発表
- カセット方式としては世界初
一応家庭用として発表されてるが、放送局での使用が多かったとかなんとか
日本での発売は1971年「VP-1100(再生専用)」1972年の「VO-1700(録画可、チューナー付き)」
北米での販売は1972年の「VO1810」約3ヶ月程で普及したとされている
テレビ局の使用はBetaCAMに追われる形となるが、音楽収録用としては2000年以降もかなり使われているらしい。
MADでの活用事例は特に無いようだが(補足有れば希望)、アメリカのAMV制作では使われていた記録が有る。(89年制作の作品にて記述有り)
- 1970-01-?? マッド・アマノが自身のフォトモンタージュをまとめた作品集『SOS』を出版。
- 氏のPNである「マッド・アマノ」はマッドの語源という説も有る。
- 1970-05-?? 週刊新潮 6月5日号に『SOS』の一部を『マッド・アマノの奇妙な世界』として発表
- この際に一枚の写真の元が他者の撮影物と判りゴタゴタした後裁判へと発展。
世に言う「マッド・アマノ裁判」
1971年†
- 1971-??-?? 「統一I形VTR」のカラー版各社から登場
- 統一といいながら、各社間の互換性は無い。テープは白黒用と同じものが使えたらしい。
- 1971-??-?? CMX社 世界初のノンリニア(?)システム 「CMX-600」リリース
- それまでの編集システムはTC(タイムコード)を打ち込むことで編集していましたが、このシステムではプレビュー再生、HDDを用いたランダムアクセス、ライトペンを用いた対話型の編集と数世代先に進んだ物だったようです。
しかし、低画質で27分しか編集出来ず、システム価格約250,000ドルということもあり6台生産されたのみで姿を消します。
本格的なノンリニア編集機の登場はこれより20年以上経ってから
1974年†
物価が前年比で23.1% も上がった。
- 1974-??-?? CMX社のオフラインのエディットシステム「CMX-50」登場
- デッキ部にU-matic VTR「VO-2850」を使用。
ここで登場した2台以上のビデオデッキとコントローラー、確認用のモニタというスタイルは90年代後半まで主流となります。
- 1974-??-?? 米国にてSIGGRAPH第1回会議開催
- CG関連の論文、新技術の発表会
1975年†
- 1975-05-10 ベータマックス第1号機「SL-6300」を発売
- 価格は22万9800円で、大型カラーテレビとほぼ同じ値段。同時発売のビデオカセットテープは60分タイプで4500円。
テレビチューナーは外付けで別売だった。
- 1975-07-?? ビデオデッキ・ベータマックスSL-7300(テレビチューナ付)発売
- 当時の価格は285,000円
- 1975-12-21 コミックマーケット(第一回)開催
- 主催は漫画批評集団「迷宮」
東京・虎の門の日本消防会館会議室にて
1976年†
- 1976-09-09 ビクターがVHS初号機「HR-3300」を発表
- VHSのハードの普及台数は、全世界で約9億台以上(テープに至っては、推定300億巻以上)といわれている。
- 1976-10-?? VHS初号機「HR-3300」発売
- 当時の価格は25万6000円
当時のVHSテープの値段は120分で6000円。
1978年†
この年から家庭用ビデオデッキの普及率の調査が開始される。
3月時点での所有率はわずか1.3%であった。
- 1978-??-?? 「MAD」誕生?
- このような作品群に「MAD」と言う名前を当て始めてのがいつなのか、正確なことは分かっていませんが、知られる限り最も有力な説です。
「大阪芸術大学漫画アニメーション研究会 グループCAS」のMAD島川氏&Y氏が、当時流行のアニメや特撮を独力で演奏して歌っていたところ。
実際にソレを元音源で繋いでみよう、という試みから始まったといわれています。
初期は「きち○いテープ」と称して配ったようですが、「き○がい」という名前は問題が有ると言うことで英語の「MAD」を当て直したところが原点の様です。
「MAD TAPE」というサークル名で頒布されていたようです。
内容の詳細は不明(未確認だが、替え歌だったり、歌の1番と2番をちゃんぽんにしておもしろおかしくしたモノらしい)オーディオテープだったためダビングは容易であり、人伝いに広まった。
- 1978-09-28 日本テレビ(日テレ)が世界初の音声多重実用化試験放送を開始
- 2ヶ国語放送やステレオ、モノラルの切り替え等。
後に音声の切り替えを利用したCMカット機能がビデオデッキに搭載された。
1979年†
- 1979-??-?? ビクター、長時間モード(3倍モード)搭載機「HR-6700」発売
- 1979-07-?? SONY ステレオカセットプレーヤー「ウォークマン」1号機を発売
- 録音機能なしでは売れないとの社内外の声に反して大ヒットとなり、新たなライフスタイルを創造した。
- 1979-09-28 NEC(日本電気)「PC-8001」発売
- お値段168,000円。
PC-8000シリーズ - Wikipedia
1970年代(不明)†
- 後半(?) ディズニー物で編集された作品が有ったらしい(詳細不明)
1980年代†
80年代の前半の特徴としては8ミリでのインディーズムービー制作が各所で見られたことでしょう。
ビデオカメラの普及率も10年間で8.6%から15.6%と増えました。
MADと関係の強かった同人界隈も急激に拡大していきました。
この頃には編集機器の進歩が大きく各種の試みが始まっています。(ムービー作品の発生自体はもっと前のようなので修正。)
特にPCやゲーム機、専用機材を用いてのスーパーやテロップ、プログラムによる映像製作等も作品中で確認されております。
1980年†
- 1980-??-?? 東京都三鷹市で学生が日本初のレコードレンタル店・黎紅堂(れいこうどう)を開業
- 日本レコード協会や全国レコード商組合連合会からの猛反発を受けたり等社会現象になるが82年に臨時として「商業レコードの公衆への貸与に関する著作者等の権利に関する暫定措置法」にて合法化。同法は84年の著作権法改正で貸与権が創設された事により廃止される。
- 1980-??-?? オープンリールの音楽テープ生産打ち切り
- カセット式の便利さに負けて。
- 1980-11-??〜1981-01-?? 「タモリのオールナイトニッポン」(1976〜83年・JOLF)内で「つぎはぎニュース」コーナーが放送される
- 当時「MADテープ」自体やその呼び名は全国的に広まっていたものの、流通経路が漫研・アニ研等のサークル経由や一部即売会などに限られていたため、一般のオタクにはそれほど知られていなかった。
一般人(と言ってもこの手の趣味を持つ人々)に知られるきっかけになったのはオールナイトニッポンの「つぎはぎニュース」と呼ばれるコーナーだったようです。(詳しい年表判れば補足お願いします。)
1981年†
- 1981-08-01 アメリカにて初の音楽専門のTV放送局「MTV(Music Television)」放送開始
- その後世界中でMTV内の番組の放送や同様のPV専門番組チャンネルが浸透した。
日本では1984年10月より朝日放送(ABC)が米MTVのPV番組を編集した「MTV:Music Television」の放送をした。
このチャンネルの影響もあり「MAD」や「AMV」という名前が浸透してない地域で編集作品を「MTV」と呼ぶ場合がある。
- 1981-08-21 第20回SF大会にて「DAICON FILM」が、自作アニメーションムービー「DAICON3」上映
- 夏の定番オタクイベントの一つ、「SF大会」にて。大阪芸術大学の。ここで育ったスタッフ達が、後の「ガイナックス」の前身となる。ちなみに、作画監督は、後に「エヴァンゲリオン」で名を轟かせる、若き日の庵野監督。当時のヲタク達はこの映像を懐かしく、また鮮明に覚えており、これが後に「電車男」のドラマ化の際にそのOPをオマージュさせる事に繋がる。
- 1981-09-20 タレントのタモリ氏「タモリ3 戦後日本歌謡史」を自主製作での限定版という形でのみリリース
- 内容はパロディ替え歌集
著作権問題が解決しなかったためこういったリリースとなったようだ。
レコード店チェーン「新星堂」でのみの取り扱いとなる。
発売後1ヶ月あまりで3万枚を売り上げるが著作権、販売ルートで問題となりゴタゴタになり廃盤へ。
後にタモリ1と2はCDで復刻されてるものの3は無理の模様。
- 1981-10-09 パイオニアが初の日本向けの民生用LDプレイヤー「LD-1000」を発売。
- 1981-10-14 TVアニメ「うる星やつら」放送開始
- 初期のムービー作品では数多く使われた。
1982年†
この年、ビデオデッキの年間生産台数が、カラーテレビを越えた
- 1982-??-??
- 切り貼りパロディ音楽「月火水木土天海冥2 テレビまんが20年のたくらみ」オーディオカセットで頒布
作者のサイトにある年譜は「1982年」が抜けています。パソコン故障のため更新されていませんが、製作年が1982年だということは作者本人に確認済みです。また、このテープに収録されている作品のうち4本は、共作者がそれ以前に作ったテープからのリメイク版であり、その中で最古のものは76年に作ったものだということが「あのパロディカセット(マッドなどの元祖)」と書いた根拠になっています。
「MAD」という名称については「キチガイテープ(MAD TAPE)」が語源になっているという説を支持します。(共作者)
元祖マッドテープと作者が公表していますが、78年のキチガイテープが存在している点などから、当時作者が他の作品を知らなかった可能性が有ると思われます。(補足あれば補足希望)
作者によると、このテープには、1970年代に作った「タイムボカン」のOPを短縮した作品のリメイク版が収録されている。「MAD TAPE」の存在を後で知ったという記述から、「MAD TAPE」とは別系統の音声作品が存在したと推定できる。
- 1982-??-?? 一番最初のアマチュア制作AMVがアメリカで制作される。
- 作者はJim Kaposztas氏。当時21歳。。(資料によってはJames Kaposztasとなってるものも有)
資料によると作者が勤めるローカルTV局の機材をもちいて制作されたらしい。
映像はガンダム、曲はMr. Roboto(某捏造問題で消えたあ○ある大○典のOPでお馴染みの曲)
ちなみにガ○ダムが正式にアメリカに上陸したのは2000年3月の「ガンダムW」から。
追記:他の資料によると同年にJim Kaposztas氏が発表した「宇宙戦艦大和+All You Need Is Love(ビートルズ)」の組合せの作品が最初という記述も有り同一年に多数の作品を発表していた事が伺える。
- 1982-??-?? SONY 8ビットパソコン「SMC-70」発売
- 周辺機器を追加する事で機能を拡張できるという点が当時としては斬新だった。
特にBNC入出力、GENLOCKが付いたSMC-70GはTV局でテロッパーとして90年頃まで活躍した。
- 1982-??-?? SONY BETACAM方式のカメラ一体型VTR「BVW-1」投入
- それ以前の物にくらべ軽量かつ高画質という事で一気に普及する。
又、BETACAMの普及に合わせてかこの頃より各TV局でのTV番組の保存が定着した。
※TV局での番組保存は1980年に登場した「1インチVTR」も多い
- 1982-06-02 「つぎはぎニュース 」アンコール放送
- タモリのオールナイトニッポン「ベストヒットタモリ」 の読者投票によるもの。ちなみに投票結果は第一位。
当時局側でテープは紛失してたため、視聴者からの提供による放送だったらしい。
- 1982-08-20〜21 第22回「SF大会」にて「DAICON FILM」による、特撮映像「愛国戦隊大日本」が上映される
- 作品内容は「ゴレンジャー」に始まる戦隊物シリーズの一作品(定義によっては「スーパー戦隊物」ともカテゴライズされるが)「太陽戦隊サンバルカン」のパロディで、日本を共産化しようとするアカの軍団の陰謀から、日本を守ると言う物。
- 1982-10-01 Sony が民生用の CD プレイヤー CDP101 を発売
- 価格は 168,000円。
また、業務用モデルとして CDP-5000S (1,800,000円) も発売された。
同時にCDも50タイトル販売開始。
レコードよりもコンパクトで音も良かったので急速に普及していく。
1983年†
- 1983-06-?? マイクロソフトとASCII世界初の統一規格である8ビット機「MSX」14社の同意の下提供
- MSXと言うと一般的にはゲーム機としての印象が強いが、PCとしても色々な可能性を示してくれた。
MADに関する使われ方としては主にテロッパーとして活躍したようだ。
- 1983-07-15 任天堂より家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」発売
- 全世界累計出荷台数約6291万台
互換機も多く存在し、シャープの「ファミコンタイトラー(1987年発売)」はテロッパーとしての機能を備えていたがあまり知られて無い。
1984年†
- 1984-??-?? えとけっとの干支団(十二支団)による「びすけっと」制作
- 一般大衆向けに作られたパロビデオとしてはこれが始めてだと思われます(某干支関連戦闘員)とのこと。
詳細不明(捕捉希望)
現在wikiで補足出来た最古のMADムービー作品(他の有ればどんどん修正してください。)
- 1984-??-?? ローランドからパソコンでMIDI信号を送受信する初めてのインターフェイス「MPU-401」が発売
- NECPC8001シリーズおよびPC8801シリーズ(いずれも8ビットパソコン)用の拡張インタフェースボードとシーケンスソフト付き。
1985年†
- 1985-??-?? アメリカにて「ロボテック」放送開始
- 日本製アニメ『超時空要塞マクロス』、『超時空騎団サザンクロス』、『機甲創世記モスピーダ』を組み合わせてひとつの作品へ編集しなおした物。
コレに限らず当時アメリカでの日本アニメの改変は当たり前の事だったようである
この作品に関しては一応承諾有りの改変だったが、ファンの意見は2極化したらしい
- 1985-??-?? SONY 編集機能付きベータデッキSL-HF900発売
- これによりまともな編集が可能となった物と思われます。
それまでのビデオデッキの場合、重ね撮り部分にレインボーノイズと呼ばれるノイズがでてしまう仕様が有り編集には向かなかった。
- 1985-05-?? アスキー アスキーネットでパソコン通信試験サービス開始
- 国内初の商業ベースのパソコン通信サービスとしてスタート。
1997年8月で終了する。
- 1985-07-?? Commodore社、Amiga 1000をニューヨークで発表
- Motorola 68000 CPU, 256KB RAM, 880KB 3.5-inch disk drive 搭載で US$1,300。
アメリカのファンサブでは字幕作成のために非常に重宝されたらしい。
AmigaOSは日本語を含むマルチバイト文字への対応に消極的であったため、日本での字幕やテロップ等はMSXが頑張ってたらしい。
- 1985-07-28「えとけっとびでおもうけっと」上映。~
- 大阪中之島中央公会堂「丑年 コミックマーケット」通称「もうけっと」にて干支団(十二支団)による「えとけっとびでおもうけっと」上映。
この時点でOPED部分はPCを使って制作されている。
記録が残っている最初のコラージュムービー作品とされている番頭氏の作品情報が出てきたので変更さらに修正
現在wikiで補足出来た最古のMADムービー作品(他の有ればどんどん修正してください。)前年の「びすけっと」の情報により修正しました。
- 1985-??-?? 番頭、デビュー作「フックトオンクラシック」発表。
- 映像ソースは「うる星やつ○」だったとのこと。
85年制作だが「えとけっと」より後の制作とのこと。
※追加情報により84年の欄から移動&修正。
- 1985-09-24〜10-19 「第3回うる星やつらファン大会」全国各地で開催
- イベントの為のオリジナルビデオの第一号とも言える「了子の9月のお茶会」が上映された。
内容としてはアニメ版の総集編+新規アニメという物。
その後他のアニメイベントやファンクラブ向け、雑誌の全プレ用としてこのスタイルの映像作品が増える事となる。
1986年†
- 1986-??-?? Pioneer 「LD-S1」発売
- それまで不可能だった静止画やコマ送り、スロー再生などの特殊再生をデジタルメモリの搭載により可能に。
- 1986-??-?? 松下電器 編集機能付きVHSデッキ NV-1000HD発売
- 業界初、フライングイレースヘッド搭載の編集機「ビデオマスター」
SONYのSL-HF900に対する松下の回答がこれだったようです。
- 1986-??-?? SONY MSX2機「HB-F900」発売
- オプションのHBI-F900を追加する事で編集機として使えた。これのプロユース用としてHB-G900という機種もあった。
- 1986-07-27 干支団(十二支団)による「えとけっとびでおとらけっと」上映。
- 1986-07-?? EPSONからカラーイメージスキャナ「GT-3000」発売
- それまで100万円以上したものが19万8000円という低価格で発売へ
実際に良く売れたのは後継機の「GT-4000」から
- 1986-??-?? EUSFC86
- 愛媛大学SF研
- 1986-年末 SHARPパーソナルコンピューター「X68000」発表
- 発売は翌年春。
1987年†
- 1987-??-?? SONY漢字ビデオタイトラー「XV-J550」発売
- 中身はMSXを独自にカスタマイズしたもの
- 1987-??-?? Fatima-Zのいかがわしいテェプ
- 通称イカテーと呼ばれるマッドテープ。
のちにFatima-Z氏はタクラビジョンを制作する事となる。
- 1987-??-?? PC9801シリーズ向けソフト「MIMPI」登場
- DTMソフト「ミュージくん」のファイルを再生できるフリーのプレイヤー
- 1987-01-?? 日本ビクターからS-VHSの規格発表
- 同時にいわゆるS端子も発表される。
- 1987-02-?? SHARPパーソナルコンピューター「X68000」発売
- オプションのカラーイメージユニットを使うことでビデオ信号のキャプチャ(取り込めるのは静止画)やスキャナ(モノクロ)が有りました。
これを利用したMADも即発表されました。今で言う静止画MADといえる作品も有ったようです。
定価は369000円
- 1987-03-02 AppIe Macintosh II発売
- 初のカラー対応Mac。当時のお値段は948,000円
- 1987-04-?? 日本ビクターS-VHS第1号機「HR-S7000」が発売
- それまでのVHSは水平解像度が240本だったのが400本以上と大幅性能UP
ビデオテープが専用の物が必要という事もあり一部に普及するのみで留まる。
本格的普及は1998年、普通のVHSテープでS-VHS画質で録画可能な「S-VHS ET」規格の登場以降となる。
- 1987-05-?? テレビアニメ『うる星やつら』全話を収録した50枚組のソフトがキティレコードより発売
- LD-BOXと呼ばれる商品形態の第1号である。
- 1987-08-03 干支団(十二支団)による「えとけっとびでおうさけっと」上映
- これまでもPCを利用したOPEDの制作は行われていたが、この作品から編集映像に対してのテロップ及び捏造ロゴの合成が行われている。
1988年†
この年、家庭用ビデオデッキ普及率が53%に達した。
- 1988-03-?? Photoshopバーション0.87がスキャナー付属ソフトとして出荷される。
- バーニースキャン社にライセンス供与。約200本
- 1988-03-08 「とんねるずのみなさんのおかげです4」にて「仮面ノリダー」放送開始
- 不定期で続き物として放映された。
原作者である石ノ森章太郎(石森プロ)や制作会社(毎日放送、東映)に正式な承諾を取らずに無断でパロディ化した為、本家側から抗議を受けた結果、作品のソフト化は一切禁じられる事となった
現在でもこういったパロディ物は存在するのだが、大抵承諾無しで作られているらしい。
- 1988-07-31 干支団(十二支団)による「えとけっとびでおたつけっと」上映
たつけっとを最後に一般配布を中止。上映会のみとなる。
- 1988-??-?? EUSFC88
- 愛媛大学SF研
- 1988-??-?? AppIe 「Pencil Test」
- AppIe Macintosh IIのデモとして制作されたショートアニメーション
MacのSuper3Dというソフトで制作された。
当時編集ソフトが存在しなかったため、フィルムに直接出力していたらしい。
- 1988-??-??(夏?) 香川県にてコンテナを改造して作ったカラオケスタジオが出現
- 近隣からの苦情により撤去される。
カラオケBOXの発端なんだとか。
1989年†
- 1989-06-21 SONY 家庭向けビデオカメラ「CCD-TR55」通称「ハンディカム」発売
- 当時のパスポートサイズに収まる超小型のため人気になる
- 1989-08-13 干支団(十二支団)による「えとけっとびでおじゃけっと」上映
- 1989-??-?? EUSFC89
- 愛媛大学SF研
- 1989-??-?? MAD VTRテープ平成元年作品
- 1989-??-?? Avid社 世界最初のノンリニア編集システム 「AVID/1」発売
- ベースとなったのは「Macintosh IIx」
世界最初のデジタルノンリニア編集
1990年代前半†
前半においてはホームビデオブームの流れも手伝ってリニア編集は一般的になってきてました。
しかしそれぞれが各地の小さいコミュで発生しているため
後々になって他に編集してる作家が居るということを知る事が多かったようです。
90年代のもう一つの側面としてはPCの発達が著しいですね。
編集ソフト/システムの登場によりPC上での編集が始まったのもこの時期です。
しかし、HDDの容量がまだまだ少ないため90年代後半になるまではなかなか難しかったので、個々に工夫をしていたようです。
PCの編集が始まるとそれまでとは全く違う方向性への模索も大いに行われました。
1990年†
- 1990-??-?? 「まるキ」X68000で静止画MADのような物を作成
- スキャナとX68000、グラフィックソフトのZsSTAFFを用いて作成されたらしい。
おそらくは上記に加え既存のアナログ編集機材も必要だったと思われるがくわしくは不明
※某動画投稿サイトにて「初代静止画MAD」で検索の事
- 1990-??-??ばけっと
- 1990-??-?? EUSFC90
- 愛媛大学SF研
- 1990-??-?? アニメ特撮ぱろでぃ(?)ビデオvol.1
- 1990-??-?? タクラビジョン
- 1990-??-?? MAD VTRテープ平成2年作品
- 1990-??-?? パロディビデオ
- 1990-02-?? Adobe PhotoShop 1.0(Mac版)発売
- 最初はスキャナ用の取り込みソフト(1988年のバーション0.87)として開発された物を単独販売。※Adobe公式情報により修正
- 1990-10-?? 米国NewTek社Amiga向けに「Video Toaster Ver.1.0」発売
- スイッチャー、テロップ、キーヤー、ワイプ・DVE、2次元ビデオペイント、3次元アニメーションなどの機能を統合したシステム
Amiga 2000のみのサポートで$1499
1991年†
- 1991-01-12 TBS系列で生放送された自主製作作品の上映番組「平成名物TV・三宅裕司のえびぞり巨匠天国」の放送開始
- 通称「えび天」
三宅裕司のいかすバンド天国(インデーズバンドの番組)の後番組
- 1991-01-17 湾岸戦争開始
- この戦争で投入された、ステルス爆撃機への対策として空に適当に対空砲火を撃つシーンがTVで流れる。
後のアニメで同じようなシーンの演出をする例が見られる。
見える敵には集中砲火した方が良いだろうと小一時間(ry
- 1991-04-13 「国防挺身隊」 放送
- エビ天第14回放映分
- 1991-07-?? 日本初のアダルトゲーム専門誌「パソコンパラダイス」創刊
- 1991-07-06 「PAPERS」 放送
- イカ天の映像版エビ天(えびぞり巨匠天国)で放送された作品。
エビ天第26回放送分
制作は現在デジタル・アニメーション作家をしている佐藤義尚氏。新聞をコマ撮りしてアニメーション化。
- 1991-10-18 オールナイト25周年記念での特集で「つぎはぎニュース」放送
- 1991-??-?? アニメ特撮ぱろでぃ(?)ビデオvol.2
- 1991-??-?? タクラビジョン2
- 1991-??-?? 闇鍋ビデオ(平成3年版)
- 1991-05-21 嘉門達夫 シングル「替え唄メドレー」リリース。
- 商業レベルでの音声MADともとれるこの曲であるが、元の曲の歌手や作曲者などとの長い地道な交渉があってこそだったらしい。
- 1991-12-?? Apple Computer は QuickTime 1.0 をリリース
- 以降QuickTimeに準拠した編集ソフトが多数リリースされた。
- 1991-12-?? Adobe Premiere 発売
- QuickTimeに準拠したデジタルムービー作成および編集ツールとして登場した。
1992年†
- 1992-??-?? イカスービデオvol.1
- 1992-??-?? PaintShop 発売
- DOS用ソフトとしてシェアウェアとして提供開始。
Win勢の画像処理ソフトとしては最古のソフト。
- 1992-??-?? Adobe Photoshop 2.0 発売
- パスを実装。
- 1992-04-03 タモリ倶楽部にて「あなたにも音楽を」スタート
- 視聴者から「日本語以外で歌われているが、あたかも日本語のように聞こえる歌詞(空耳)」の投稿を募り、制作サイドでつけたイメージ映像を交えて紹介する、というタモリ倶楽部を代表するコーナーのひとつである。(引用:wikipedia)
- 1992-07-03 タモリ倶楽部にて「あなたにも音楽を」が「空耳アワー」へ改名
- 1992-09-?? Adobe Premiere 2.0を発売
- ここから日本語版が提供された。
- 1992-10-?? フジテレビ系列にてウゴウゴルーガ放送開始
- 当時としては珍しいCGで作成されたバーチャルセットやキャラクターが特徴的な番組。
CGの制作はAMIGA等によって作成された。
- 1992-11-?? Adobe PhotoShop 2.5発売
- このバージョンではMacOSのみならず、Win、IRIX、Solarisで提供されてる。
- 1992-12-?? 音楽専門チャンネル「MTV」(「パワーチャンネル」から改称)の放送を開始
- 現在のMTV Japanは邦楽中心だがこの頃は本家MTVの番組を放送していた。
1993年†
- 1993-??-?? ETC GROUP VIDEO93夏
- 1993-??-?? ETC GROUP VIDEO93冬
- 1993-??-?? MASL(まっする)が草の根BBSで流行る
- PC-98のMS-DOS環境上でアニメーションを提供したソフト。
MADのような作品も有ったようです。
- 1993-??-?? Painter3e グラフィックソフトとしては初のレイヤー機能「フローター」を搭載
- PhotoShopではVer3よりレイヤー搭載する。
- 1993-??-?? ETC GROUP VIDEO93夏
- 1993-??-?? ETC GROUP VIDEO93冬
- 1993-??-?? イカスービデオvol.1
- 1993-??-?? 日本ビクター 世界初家庭用W-VHS規格ハイビジョンビデオデッキ「HR-W1」発売
- 結局普及せず消えた
- 1993-08-?? Adobe Premiere 3.0(Mac版) 発売
- 1993-09-?? Adobe Premiere 1.0(Windows版)を発売
- 初のWin版Premiere
このバージョンのみMac版とバージョンが違うが4.x以降は共通になるためWin版の2と3は無い
- 1993-01-?? CoSA AfterEffects 1.1発売
- CoSAは(the Company of Science and Art)の略称
当時、PhotoShopにレイヤー機能が無かったのでレイヤー使うために買う人も居た。
- 1993-03-?? Intel Pentium(60/66Mhz)発表
- 普及はWin95発売以降だったようです。
- 1993-07-27 Microsoft社「Windows NT 3.1」英語版を発売
- x86版、MIPS版、Alpha版が提供された。
日本語版発売は翌年の1994年。
- 1993-08-26 民生用CD-Rの商品化の発表
- ハードと生ディスク会社計8社による発表
- 1993-08-?? Macintoshファミリとして初のAV対応機種「Quadra 840AV、Centris 660AV」を発売
- ビデオ入出力が標準装備
1994年†
- 1994-??-?? ETC GROUP VIDEO94夏
- 1994-??-?? BANTOH-VIDEO94冬
- 1994-??-?? イカスービデオvol.2(夏?)
- 1994-10-10くるくるパロディーシアター
- 詳細は別枠にて:歴史-くるくるパロディーシアター
- 1994-??-?? タクラビジョン3
- 1994-??-?? 米国NewTek社ノンリニア編集機能を備えたAmiga向けシステム「Video Toaster Flyer」発売
- 当時、他社はMotionJPEGなシステムが多かったが、独自にVTASC圧縮を用いたノンリニア編集システムであった
- 1994-??-?? PCでの編集のはじまり(?)
- ぱるぷんて(団体名)がAMIGAにて、初のPC上での動画編集したとかなんとか(Toaster Flyerか?)
- 1994-??-?? Amigaを提供してきたCommodore社が倒産
- 映像や音楽において一歩進んで居た同社であったが、IBMPCことWin勢には勝てなかったようである。
倒産後、版権などが他社に売却され、後継機も出ている。
- 1994-??-?? 米国のMicrosoft社にSoftimage社が吸収合併される
- ハイエンド編集ソフトや3DCGソフトを提供していたSoftimage社だが合併された事により、高価なWS中心だったこれらのソフトがWinOS上で提供されるきっかけとなる。
この動きに合せて他社のソフトウェアハウスも追随していく事になる。
- 1994-??-?? Aldus社?AfterEffects 2.1発売
- PowerPCに最適化。
- 1994-??-?? Adobe Premiere 4.0 発売
- Win版も同時発売(?)
- 1994-??-?? Roland 「ビデオくん編集スタジオ(DTV-505N)」発売
- PC-98用ビデオ編集システム
- 1994-01-25 Microsoft社「Windows NT 3.1」日本語版発売
- 1994-04-?? Apple 「Power Macintoshシリーズ」を発売
- Power Macintosh 6100,7100,8100
従来の68K環境とのソフト互換もとられた。
- 1994-10-30 Intel社のCPU「Pentiumプロセッサ」の浮動小数点演算ユニットのバグが報告される
- 報告したのはリンチバーグ大学のThomas Nicely教授
バグの内容としては「割り算を行うと間違った値を返す」というもの
120MHz以上のモデルでこのバグは解消されている
1990年代後半†
Windows 95の発売により急速に一般家庭でのPCの普及が進んだ。
同時にMac中心だったノンリニア編集もWinの勢いに飲み込まれてく。
同人アニメのや団に代表される作品は反響も大きく、それを模倣する形で静止画MADが派生したと言う話もあるが、それらの作品は外には出ずにあくまで身内レベルで収まっていたようである。
そのため静止画MADとして最初に配布された物は98年1月のるかか氏作「残酷な月島のテーゼ」というのが、通説となっている。
そして即売会やSF大会、上映会中心だったMADはWeb上へと舞台を移していきます。
1995年†
- 1995-01-?? パイオニア LDプレーヤー「HLD-X0」発売
- 定価80万という超高級機。
- 1995-02-26 くるくるパロディーシアターvol.2
- 1995-??-?? イカスービデオvol.3
- 1995-07-19 くるくるパロディーシアターvol.3
- 1995-??-?? 楽市楽座3
- 1995-??-?? BANTOH-VIDEO95夏
- 1995-??-?? ヤマトスクラップビデオ1
- 1995-??-?? works1995 in last harumi
- 1995-08-22 テレホーダイ開始
- テレホーダイとは予め指定した2つまでの電話番号に対して23時〜8時の間、電話料金が定額になるサービス。
当時はまだADSLや光ファイバーでの常時定額接続等はなかった。
- 1995-09-01 松下 NV-DJ1発売
- 家庭向けDVビデオカメラ第一号。DV端子が付いてない。
定価は275,000円
- 1995-09-10 SONY DCR-VX-1000発売
- 家庭向けDVビデオカメラ第二号。
DV端子ことi.LINK搭載でPCとの連携もOK。(この当時使えるPC有ったっけ?)
定価は350,000円
- 1995-10-04 新世紀エヴァンゲリオン 放送開始
- 社会現象にまでなるヒット作となる
- 1995-11-23 マイクロソフト Windows 95 発売
- 家庭でのPC普及の足がかりとなった。
PCないのにOSだけ買った人も多数居た。(笑
当時の様子Windows 95日本語版ついに発売 第一報!!
それまで別売だったTCP/IPを標準搭載したため、インターネット普及の糸口となる。
(MacやUNIX系OSはそれ以前から導入してましたけどね)
- 1995-11-?? Intel Pentium Pro発表
- Win95では性能を発揮出来なかったため、不発で終わる。
純粋な32bitOSであるWinNTでの性能は非常に良く、特定分野では長く使われた。
1996年†
- 1996-??-?? 「同人ムービー」のブーム到来
- いわゆる「同人アニメ」。当時人気のアニメなどを18禁パロディーとして作って頒布。
主にアニ研や駆け出しアニメーターが作っていたようです。
- 1996-??-?? イカスービデオvol.V
- 1996-??-?? 楽市楽座4
- 1996-??-?? 倉持工房5
- 1996-??-?? TESNA FACTORY1
- 1996-??-?? 楽市楽座5
- 1996-??-?? TESNA FACTORY2
- 1996-??-?? 合体変形etcビデオ PART1
- 1996-??-?? アメリカの音楽番組?でAMVが放送される
- ラッパーGhostface Killahの「Daytona 500」と「マッハGoGoGo」(現地では題名「Speed Racer」)とを編集した物
公式PVであり大物アーティストなためAMVのなかでもかなり認知度の高い作品。
※1968年の欄から修正(題材アニメの放映年でした。)
- 1996-5-11 SCEI公式のアマチュア用簡易開発環境「ネットやろうぜ」サービス開始
- 家庭用32ビットゲーム機プレイステーション用の一般向け開発ソフト及びサービス
開発用のオリジナルソフトに加えLightWave 4.0等もセットで12万円(教育機関向けは8万円)で販売された。
- 1996-06-28 Microsoft社「Microsoft 3D Movie Maker for Windows 95 Version.1.0」 を発売
- Softimage3Dの技術を応用したソフト。
ドラえもんのモデルデータ集等も発売された。
- 1996-07-?? Adobe Premiere 4.2 日本語版発売
- Windows版はWindows 3.1用にバージョン4.0Jも同梱した。
- 1996-07-23 Canopus社 Power Capture PCI 発売
- 640x480のMJPEGで高画質キャプチャ出来る事でヒット作となる。
(当時業務用を除いて320X240のMJpeg、MPEG1キャプチャが主流だったため。)
MAD界隈での購入率も非常に高く優れたボードの1枚でした。
- 1996-08-?? FutureWave社 「FutureSplash Animator」発売
- 後のFlashである。
- 1996-10-21 アップル、DTVに対応した新製品、Performa 6420を発表
- Avid社と共同開発した「Avid Cinema(ビデオ編集カードとソフトウェアのセット)」を標準装備。
キャプチャはモーションJPEGコーデックで320×240の30fps
- 1996-11-?? Macromedia社、「FutureWave社」を買収
- 「FutureSplash Animator」は「Flash1.0」と名を変え販売開始。
- 1996-11-26 Pioneer、Mac互換機「MPC-LX200、LX-200 TV」を発売
- TV放送の録画に加え、同社のLDデッキ(CLD-PC10)のコントロール、録画が出来るという作家としてはうれしい機能がついてた
また4基のスピーカーも備える等なかなか素晴らしい仕様
- 1996-12-20 松下電器 DVD-ROMドライブ「LK-RV8581AT」発売
- DVD-ROM読み出し9倍速、CD-ROM読み出し6倍速、DVDデコーダーボードセットで定価は128,000円
同日このドライブを搭載した松下製「PCWOODY CF-200DV」も発売された。
こちらはDVDデコーダーボードはオプション扱い。