MAD史
1970年†
- 1970-??-?? U-matic VTR用ビデオカセットデッキを発表
- カセット方式としては世界初
一応家庭用として発表されてるが、放送局での使用が多かったとかなんとか
日本での発売は1971年「VP-1100(再生専用)」1972年の「VO-1700(録画可、チューナー付き)」
北米での販売は1972年の「VO1810」約3ヶ月程で普及したとされている
テレビ局の使用はBetaCAMに追われる形となるが、音楽収録用としては2000年以降もかなり使われているらしい。
MADでの活用事例は特に無いようだが(補足有れば希望)、アメリカのAMV制作では使われていた記録が有る。(89年制作の作品にて記述有り)
- 1970-01-?? マッド・アマノが自身のフォトモンタージュをまとめた作品集『SOS』を出版。
- 氏のPNである「マッド・アマノ」はマッドの語源という説も有る。
- 1970-05-?? 週刊新潮 6月5日号に『SOS』の一部を『マッド・アマノの奇妙な世界』として発表
- この際に一枚の写真の元が他者の撮影物と判りゴタゴタした後裁判へと発展。
世に言う「マッド・アマノ裁判」
1971年†
- 1971-??-?? 「統一I形VTR」のカラー版各社から登場
- 統一といいながら、各社間の互換性は無い。テープは白黒用と同じものが使えたらしい。
- 1971-??-?? CMX社 世界初のノンリニア(?)システム 「CMX-600」リリース
- それまでの編集システムはTC(タイムコード)を打ち込むことで編集していましたが、このシステムではプレビュー再生、HDDを用いたランダムアクセス、ライトペンを用いた対話型の編集と数世代先に進んだ物だったようです。
しかし、低画質で27分しか編集出来ず、システム価格約250,000ドルということもあり6台生産されたのみで姿を消します。
本格的なノンリニア編集機の登場はこれより20年以上経ってから
1974年†
物価が前年比で23.1% も上がった。
- 1974-??-?? CMX社のオフラインのエディットシステム「CMX-50」登場
- デッキ部にU-matic VTR「VO-2850」を使用。
ここで登場した2台以上のビデオデッキとコントローラー、確認用のモニタというスタイルは90年代後半まで主流となります。
- 1974-??-?? 米国にてSIGGRAPH第1回会議開催
- CG関連の論文、新技術の発表会
1975年†
- 1975-05-10 ベータマックス第1号機「SL-6300」を発売
- 価格は22万9800円で、大型カラーテレビとほぼ同じ値段。同時発売のビデオカセットテープは60分タイプで4500円。
テレビチューナーは外付けで別売だった。
- 1975-07-?? ビデオデッキ・ベータマックスSL-7300(テレビチューナ付)発売
- 当時の価格は285,000円
- 1975-12-21 コミックマーケット(第一回)開催
- 主催は漫画批評集団「迷宮」
東京・虎の門の日本消防会館会議室にて
1976年†
- 1976-09-09 ビクターがVHS初号機「HR-3300」を発表
- VHSのハードの普及台数は、全世界で約9億台以上(テープに至っては、推定300億巻以上)といわれている。
- 1976-10-?? VHS初号機「HR-3300」発売
- 当時の価格は25万6000円
当時のVHSテープの値段は120分で6000円。
1978年†
この年から家庭用ビデオデッキの普及率の調査が開始される。
3月時点での所有率はわずか1.3%であった。
- 1978-??-?? 「MAD」誕生?
- このような作品群に「MAD」と言う名前を当て始めてのがいつなのか、正確なことは分かっていませんが、知られる限り最も有力な説です。
「大阪芸術大学漫画アニメーション研究会 グループCAS」のMAD島川氏&Y氏が、当時流行のアニメや特撮を独力で演奏して歌っていたところ。
実際にソレを元音源で繋いでみよう、という試みから始まったといわれています。
初期は「きち○いテープ」と称して配ったようですが、「き○がい」という名前は問題が有ると言うことで英語の「MAD」を当て直したところが原点の様です。
「MAD TAPE」というサークル名で頒布されていたようです。
内容の詳細は不明(未確認だが、替え歌だったり、歌の1番と2番をちゃんぽんにしておもしろおかしくしたモノらしい)オーディオテープだったためダビングは容易であり、人伝いに広まった。
- 1978-09-28 日本テレビ(日テレ)が世界初の音声多重実用化試験放送を開始
- 2ヶ国語放送やステレオ、モノラルの切り替え等。
後に音声の切り替えを利用したCMカット機能がビデオデッキに搭載された。
1979年†
- 1979-??-?? ビクター、長時間モード(3倍モード)搭載機「HR-6700」発売
- 1979-07-?? SONY ステレオカセットプレーヤー「ウォークマン」1号機を発売
- 録音機能なしでは売れないとの社内外の声に反して大ヒットとなり、新たなライフスタイルを創造した。
- 1979-09-28 NEC(日本電気)「PC-8001」発売
- お値段168,000円。
PC-8000シリーズ - Wikipedia
1970年代(不明)†
- 後半(?) ディズニー物で編集された作品が有ったらしい(詳細不明)