正しく始めるHTML:必殺武器style要素

デザインをしたい

「ここの所の文字を赤い色で表示したいんだけどなぁ」

文章を書いている以上、こんな感じの欲求に駆られることはありませんか? 当然ありますよね

今回はココに関してのお話、かなり色々出来るようになるために、長めの解説になります

汎用必殺タグ

文字を大きくしたり、色を変えたりするテクニック

俗称をフォントいじりと言うそうですが、こういう時のために使うタグを一つ紹介、emタグです

emとは強調(emphasis)の略、つまりは文字通り、文章の特に強調したい部分に使用するためのタグですね

普通に使った場合


ギター侍は出演し過ぎでネタが尽きて、今年いっぱいだ。間違い無い

と言う風に太字で表示されてます

これを実際に行う方法を書いてみましょう


ギター侍は出演し過ぎでネタが尽きて、今年いっぱいだ。<em style="font-style:normal;font-weight:bold;">間違いない</em>

ここでstyle="知らない文字列"というのが書かれているのが分かりますか?

コレがページのデザインを自由に弄るための必殺武器、スタイルシートです

スタイルシートの基礎

スタイルシートというのは、ページのデザインを自由に改造するために、専用に作られた言語です

「ココを改造したいんだよなぁ…」という部分のタグにstyle属性を付けて


style="スタイル:値;スタイル:値;...(以下略"

と言う風な書式で、ガンガン値を追加していきます

ちなみに、style属性は、HTMLの範囲では、殆どあらゆるタグの中に付けることが出来ます

スタイルシートの詳細

ハッキリ言って、スタイルシートは本当にたくさんの種類があるので、とてもではないですが、覚え切れません(表としてまとめるだけで、本が一冊出来る)

というわけで、今回は、必要と思われる、よく使う物だけをバッサリ抜き出して9種類だけ紹介します

スタイル名効果
color色の調整を行います
font-size文字の大きさを変更します
font-weight文字の太さを変更します
font-familyフォントの種類を設定します
background-color背景色を設定します
background-image背景画像を設定します
border-styleボーダーの種類を設定します
border-widthボーダーの太さを設定します
border-colorボーダーの色を設定します

サイトのtopページのような、凝ったデザインをしたい場合、そういうわけにはいかないのですが、中身の文書を書くためには、これだけ知っていれば大丈夫です。経験論として保証します。

TOPページのために、もっと凝ったデザインがしたい場合等は、かなり勉強しないと分からない事だらけで、手も足も出ないと思いますので、まずは、中身に必要な文書を書けるだめの物に絞り込みました

自由なデザインの方法の解説は、後でやらせて頂きますので、今回は、非常に良く使うと言える、この9種類を解説しましょう

各スタイルの解説

color

言葉の通り、囲った部分に色を付けていきます

color:色コード;

という風に書くことになるのですが、ここで使う色の表し方はちょっと特殊です。百聞は一見に如かずと言うことで、ちょっとサンプルを出しますが

color:#ff0000;

こんな感じ、色を16進法の数字で表してしまうんですね

この方法で表される色は、光の三原色である、赤、緑、青でモノの色を表す方法で、最初の二桁が赤を、次の二桁が青を、最後の二桁が緑の強さを表しています

つまり今回の#ff0000では(赤:255、緑:0、青:0)の色、つまりは純粋な赤色となるわけです

実際に使ってみたサンプルを出してみましょう


<!-- これで囲った部分を赤色に出来ます -->
ギター侍は出演し過ぎでネタが尽きて、今年いっぱいだ。<em style="color:#ff0000;">間違い無い</em>

こういう風に書けば、文字の色が赤になるんですね

font-size

文字の大きさを表します、

font-size:1.2em;

という感じで書くことになりますね

ちなみにemって言う単位は、文字の倍率を表すモノになっていて、1.2emと書いた場合、文字の大きさは、通常の1.2倍になるようになっています(emタグとはゼンゼン関係ありません。

font-weight

font-weightの中身として使えるのは、次の3つのウチいずれか

bold太字
normal普通
thin細い

boldと入れれば太字になりますし、normalと書き入れれば普通の太さに戻ります

ちなみに、thinで細字と設定されていますけど、細字が使えるフォントなんてそうそう無いので、永遠に使うことはないと思います(というか私は使ったことがない)

font-family

フォントの種類を設定します。これがちょっと面倒臭いアイテムなんですが、一応、使えるパラメータは次の通り

sans-serifゴシック体
serif明朝体
cursive草書体や行書体
monospaceこれもゴシック体(普通はsans-serifをお勧め
fantasy装飾が主になっているフォント(後で解説

こういう風に、フォントの大まかな種類を指定するのが、一番大事で基本的な使い方

具体的に書くと

font-family:sans-serif;

という風に書きますね。

と言っても、これだけでは機能不足。「"○○というフォント"が使いたい」と具体的な名前が浮かぶのが普通のお話ですね

そういう場合は、使うのはコレ

font-family:"Osaka", "MS UI Gothic", sans-serif;

使いたいフォントの具体的な名前を、さらに先頭の方に書き加えます(ちなみに一番前に書いた物が一番優先されます

フォントに関しては、さらに語った方が良いこともあると思うのですが、そこらへんも巻末に回しましょう。

background-color

背景色を設定します、色の設定方法は、フォントの色と同じで

background-color:#ff0000;

という感じで、16進法の色コードで表記します

background-image

背景画像を設定します、これは実際に書いてみた方が楽ですね

background-image:url("background.png");

という感じ、ダブルクォオーテーション(")で囲まれた所に、画像のurlを入れてしまいます

border-style

ボーダーの種類を設定します

指定出来るのは以下の通り

noneボーダーを消します
solid実線
double二重線
dotted点線
dashed破線

実際の表示は大体こんな感じ

ボーダー表示一覧

border-width

ボーダーの太さを設定します。単位は分かりやすいものですがpx(ピクセル)

border-width:3px;

border-color

ボーダーの色を設定します

色は、もう恒例ですが、16進法で、さらさらと書いてしまいましょう

border-color:#ff0000;
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