今回は、環境がいささか古いですが、開発環境はVisualC++6.0、SDKのバージョンを5.0のものとします。
これは古い環境の方が古いバージョンのAEでの動作保証のあるプラグインが多いためと、私がVisualStudioを開発しているPCにブチこむのが面倒くさいからです(ぉぃ
ただし、ココでかかれている内容は現在の最新バーージョンであるAfterEffectsCS3と、そのSDKでも全く同じ要領で通用する事を確認済みですので、環境の違いは全く気にしないでかまいません。
それでは、次の項目から実際にAfterEffectsのPlug-inの作成法の解説になります。
今回は、エフェクトの開発に「SDK_Noise」を使用します。他にもエフェクトはたくさんありますが実際に見てみると、やはりこれが一番分かりやすいコードをしていると思いますので…
まずは、AfterEffectsのプラグインの名前等の設定項目の変更です。
「SDK_NoisePiPL.r」の中の項目を弄れば簡単です。
resource 'PiPL' (16000) {
{ /* array properties: 12 elements */
/* [1] */
Kind {
AEEffect
},
/* [2] */
Name {
"SDK_Noise"
},
/* [3] */
Category {
"Sample Plug-ins"
},
また、次の所を必ず変更しておいてください。ここはエフェクトのIDに当たるところで、ここを変更しないままでおくと作成するエフェクトをAfterEffectsが内部的に管理できないため警告ダイアログが出ます
/* [11] */
AE_Effect_Match_Name {
"ADBE SDK_Noise"
},